マネジャーより

【院内滅菌】保坂 弘明 (自治医科大学附属さいたま医療センター)プロとして確実な仕事をすること、品質を上げる提案を続けることが私の役割だと思っています。「今日も無事故!患者さまの安全を守ります。」

中央材料室で、「院内滅菌」サービスに携わっています。ミスが許されない業務を確実に行える体制として、私は全体管理を行い、3人のSV(スーパーバイザー)が現場責任者として全体を把握出来るようにしています。現在は手術室と病棟、外来の医療用器材を担当していますが、4月からは内視鏡の洗浄業務も加わりますので、さらに勉強を重ね、しっかり取り組んでいくつもりです。

各資格の修了証イメージ

各資格の修了証。学会で「今、滅菌という業務はこうなっている」などの情報を入手し病院にフィードバックするのもマネジャーの仕事と考えている。

専門性がとくに要求されるサービスですが、さらに中央材料室では毒性のあるEOG(酸化エチレンガス)や高圧蒸気などを取り扱っているため、業務に必要な各種免許も取得しています。学会にも参加し新しい情報を得て、月例の見直し会議などで、業務の改善や効率化を提案しています。

仕事のモットー

責任感を持って業務にあたることが、最も大切なことだと考えています。中央材料室での業務は、表だった仕事ではありませんが、ここでの作業が止まってしまえば病院全体が回らなくなり、作業にエラーがあれば、院内感染など、すぐに患者さまに迷惑がかかってしまう重要な業務です。スタッフにも、責任感を持って作業にあたるよう、厳しく指導しています。

最も重視していること

作業イメージ

患者さまの命に関わる器材を扱う中央材料室では、作業ごとに指さし確認、ダブルチェック、チーム全員での最終確認など、厳しいチェック体制で無事故を徹底。

中央材料室には、病院全体の器材や機器がすべて集まってきます。この病院は科目も手術も多く、取り扱う器材は多種多様。翌日に使う器材が滅菌できているか、飛び込みの緊急手術に使う器材が揃えられるかなど、日々待ったなしの連続です。スタッフ一人ひとりに、患者さまの命を預かる仕事であるという自覚を持たせ、業務を的確に行えるよう指導することは、マネジャーとして最も大変な仕事です。緊張感を失わずに、無事故の毎日を一日一日と積み重ねていきたいと思っています。

この仕事のやりがい

レポートイメージ

業務の一環として、作業ごとにスタッフが記録した帳票を日、週、月ごとに集計し、レポートとして病院側に提出している。

滅菌や洗浄業務は、いわば縁の下の力持ち的な存在。患者さまから直接お礼を言われたりすることはありません。それだけに、要求に対してスピーディに対応できたことで、看護師長からおほめの言葉をいただくと、とてもうれしいですね。スタッフがひとつのチームとして助け合いながら、日々無事故を実現できていることには、つねにマネジャーとしてのやりがいを感じています。また、論理的に数値を示しながら、コスト削減や業務の効率化を提案していますが、病院側に、その提案や成果を認めていただいた時にも、お役に立てたことを実感できます。

今後、取り組みたいこと

患者さまの安全を第一に考え、患者さまにとって高品質なサービスを提供することが、私たちの仕事です。そのためにも、時代に即した新しい業務の流れを病院に提案したり、具体的なアドバイスができるようにつねに新しい情報を収集し、自分自身の知識をさらに深めたいですね。

(2012年2月現在)

保坂さんのある一日
  1. 8:30 朝礼

    連絡事項、申し送り事項を確認し、スタッフに伝達。現場責任者に、新人スタッフのトレーニングを指示。

    朝礼イメージ
  2. 8:40 ラウンド(巡視)

    作業開始。本日の手術に必要な滅菌済み器材が、間違いなく揃っているか最終チェック。

  3. 9:30 資料作成

    病院との月例会議用資料作成。

  4. 11:00 作業のチェック

    手順通り行われているかをチェック。

    作業のチェックイメージ
  5. 13:00 昼食
  6. 14:00 打ち合わせ

    業者と機材の納品について打ち合わせ。中央材料室に必要な機材や薬品の管理、発注などは一任されている。

  7. 14:30 病院との月例会議

    新機材の導入による時間短縮、コスト削減などについて提案。

  8. 15:30 ラウンド(巡視) 

    翌日の手術予定を確認し、滅菌済み器材が足りているかなどを最終チェック。業務対応など、業務品質について師長にヒアリング。

  9. 16:00 器材チェック

    手術用器材の刃先の欠けをプロの目でチェック。

    器材チェックイメージ
  10. 17:00 業務終了