マネジャーより

【院内・施設内清掃】【クリーンエリア高度衛生管理】山ア良(安城更生病院)「病院を良くするために」。この思いがすべての行動の原点です。「ご期待に応えるスタッフを育てます。」

病棟を清掃していますが、患者さまは年々増えており、病室はフル稼働。チェックアウトクリーニング(退院時の病室清掃)は1日約50件あります。手術室の業務では、1日約30件の術後清掃をしながら、備品の仕分けや管理・補充なども行っています。
2010年には内視鏡洗浄とNICUの備品類や保育器の洗浄・消毒、そして2012年4月からはリネンセンターでのお手伝いも始まるなど、業務が拡大しています。新しく入るスタッフも多いので、トレーニングは特に気を遣います。また、契約通りの行き届いたサービスをお届けできているか、私自身が現場に入り、絶えず指導をしています。

仕事のモットー

患者さま満足を高め、病院に貢献することが、モットーであり課題です。
病院での業務の流れは日々同じではなく、むしろイレギュラーであるほうが普通です。たとえば急にチェックアウトクリーニングや手術室の準備が必要になることもしばしばです。しかし、そんな時こそがんばりどころ。予定を組み替えたり、人員配置を変更したりして、臨機応変に動いています。もしも我々がドタバタしてしまったら、看護師さんに余分な負担をかけてしまうのはもちろん、患者さまにもご迷惑をおかけするかもしれません。それが病院の評価にもつながっていくと思うと、背筋が伸びる思いがします。

最も重視していること

作業イメージ

スタッフだけで対応出来ないときは自らも一緒に作業を行う。

医療現場での「慣れ」は禁物。どんなに経験を積んでも、何度も何度も基本を振り返るようにしています。
清掃技術については、定期的に現場を回って確認しています。また、正しい方法をスタッフ全員が共有できるようにミーティングでも話し合います。
手術室にも1日1回は入り、スタッフと一緒にマニュアルを読むところから始めています。マニュアルには写真を多用し、わかりにくい箇所は特記するなど工夫しています。

この仕事のやりがい

手術件数が増加して、新規業務や時間延長のご依頼があるのは、私たちの仕事を認めてくださってのことだとありがたく思い、達成感を感じています。
日常的なことを言えば、病棟の清掃に入った時に患者さまからかけられる「ありがとう」のお言葉が励みになっています。
手術室での業務が始まった当初は心にゆとりがなく、知らないうちに自分自身で病院職員の方との壁をつくっていました。しかしある時、看護師の方が食事会に私も呼んでくださったんです。「あなたもうちの職員だから」と。みんな「患者さまのために」「病院を良くしたい」という心でつながる仲間なのだと実感できたことも大きいです。

今後、取り組みたいこと

患者さまの安全を第一に考え、高品質なサービスを提供することが、私たちの仕事です。そのためにも、変化する医療や療養の環境など、新しい情報をつねに収集し、さらに知識を深め、ご提案していきたいと思っています。

(2012年3月現在)

山アさんのある一日
  1. 8:00 朝礼

    挨拶の練習、身だしなみの確認。申し送り事項、今日の業務などを通達。シフトパターンが20以上あるため、朝礼はスタッフの出勤時間ごとに実施。

  2. 9:30 作業確認

    病棟を回って退院件数を確認。チェックアウトクリーニングの予定を組む。前日に洗浄した備品などの数量を確認し、看護師に引き継ぐ。

  3. 10:30 院内ラウンド(巡視)

    手順通りに作業が行われているかチェックするとともに、病院担当者からの要望などを聞く。

  4. 12:00 昼食

    食事中に急なチェックアウトクリーニングの依頼があり、すぐに手配。

  5. 13:00 事務作業

    補充が必要な物品をチェックし、注文。病院への提出資料やシフト表を作成。

    事務作業イメージ

    月例会議用の資料や、指摘事項の改善前・改善後の報告書なども作成。

  6. 14:00 物品引き取り

    注文した器材や薬剤を引き取る。内容に間違いがないかまずチェック。

    物品引き取りイメージ
  7. 14:30 手術室業務サポート

    緊急手術。スタッフの一員としてガウン介助。術後、清掃。

  8. 17:00 業務終了